電子書籍リーダーとは、電子書籍を読むための専用端末のことです。
イメージとしては読書に特化したタブレットといった感じです。
電子書籍を楽しみたい方におすすめの端末ですが、タブレットと何が違うのか分からない!という方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、電子書籍リーダーとタブレットの違いについて紹介したいと思います。
●電子書籍リーダーとタブレットの違いを知りたい
●電子書籍リーダーはどんな人におすすめなのかを知りたい
電子書籍リーダーは読書に特化した端末ということで、読書好きの方に是非おすすめしたい端末です。
この記事を通して電子書籍リーダーの魅力を知っていただけたらと思います。
電子書籍リーダーとタブレットの違い
電子書籍リーダーとタブレットの違いを表にまとめてみました。
なお、電子書籍リーダー・タブレット共に機種が数多く有り、性能や価格も様々です。
なので、下表ではそれぞれの代表的な製品を1つ選定し、比較しています。
項目ごとの詳細については、全体的なところの比較でお話をしたいと思います。
↓気になる項目をクリック↓
電子書籍リーダーは1.5万円~8万円程の価格帯となっており、3万円もあれば、性能としては申し分のない機種が購入出来ます。
対してタブレットは2.5万円~30万円程の価格帯となっており、機種にもよりますが、電子書籍リーダーよりも価格が高くなる傾向にあります。
相対的に電子書籍リーダーの方が安いんだね。
タブレットは本を読む以外の機能が充実しているから、価格も高くなるんじゃな。
②重さ
電子書籍リーダーの重さは150g~300g程です。
スマホが200g程なので、電子書籍リーダーの重さは、スマホと殆ど変わりません。
対してタブレットは400gを超える機種が殆どで、電子書籍リーダーの倍程度の重さになってきます。
100gや200gの重さの差なんて大したことないって思うかもしれないけど、実際持ち比べてみると結構違うよ。
タブレットは長時間使っていると手が疲れてくる時があるぞ。
③画面サイズ
電子書籍リーダーの場合、画面の大きさは6インチ~8インチが主流です。
タブレットだと、比較的小さい「ipad mini」でも画面サイズは8インチを超えてきます。
画面サイズが大きいに越したことはありませんが、相反して持ち運びの手軽さは小さくなっていきます。
電子書籍リーダーの画面サイズは小説や漫画などを読むのに適しているね。
雑誌とか読むなら画面サイズの大きいタブレットの方がいいかもしれんな。
④容量
容量は用途によって、必要量が変わってきます。
例えば、外出先でちょっと読書がしたいので、電子書籍をダウンロードして持っていく。
このような場合であれば32GB(ギガバイト)もあれば十分です。
・小説なら約10,000冊
・漫画なら約320冊
では、タブレットも32GBあれば十分なのかと問われると、十分とは言い難いです。
タブレットの場合は本を読む以外の様々な機能が備わっており、写真や動画、音楽といったサービスを楽しむことが出来ます。
そのため、必要な容量も大きくなってくるので、64GB以上をおすすめします。
タブレットの場合は本を読む以外にも様々な用途があるから、必要量は大きくなるよね。
電子書籍リーダーなら本を読むだけだから、16GBでいいかもしれんな。
⑤充電
タブレットが、カラーディスプレイや様々な機能が搭載されているのに対し、電子書籍リーダーの機能は本を読むだけに特化しています。
そのため、電子書籍リーダーはバッテリー持ちが良いです。
タブレットだと毎日のように充電が必要ですが。
電子書籍リーダーは一度の充電で、数週間~10週間程度は使用できる機種が多いです。
バッテリーを気にせず読書が出来るという点は、電子書籍リーダーの魅力の一つです。
旅行や長時間の外出時などでも、バッテリーを気にせず本を読めるのは快適♪
モバイルバッテリーで充電もできるが、少々煩わしいかもしれんな。
⑥目への負担
タブレットが液晶を採用しているのに対し、電子書籍はE-Ink(イーインク)を採用しています。
液晶はバックライトを用いて画面を背面から照らしていますので、光が直接目に照射されます。
そのため、長時間使用していると、目に結構な負担がかかってきます。
一方、E-Inkは、紙の印刷物と同じように文字自体は発光せず、ライトも背面からではなく側面から照らすフロントライト方式となっています。
刺さるようなまぶしさは感じにくく、目に優しい仕様になっています。
E-Inkは直射日光が当たる場所でも画面が見やすいといった特徴があるよ。
タブレットを使用していて目が疲れるという人には、電子書籍リーダーがいいかもしれんな。
⑦カラーorモノクロ
電子書籍リーダーはモノクロ表示になります。
中にはカラー対応している機種もありますが、殆どはモノクロのみの対応となっております。
なので、小説などの活字本や漫画などを読むには支障はありませんが、雑誌やフルカラーの漫画を読むには適していません。
雑誌や図鑑などの本が読みたい場合は、カラー対応の電子書籍リーダーがいいかもね。
カラーの本を読めたい場合は、タブレットからの購入もアリじゃな!
⑧書籍ストアの対応
基本的に電子書籍リーダーは対応している書籍ストアが1つである場合が多いです。
例えば上の商品は「Kindle Paperwhite」という商品になりますが、Amazonが提供する「Kindle」からしか本を購入できません。
「kobo」という商品も同様で、こちらは楽天が提供する「楽天kobo」からのみ書籍の購入が可能となっています。
タブレットの場合はアプリ等を通じて、複数の書籍ストアからの本の購入が可能となっています。
複数の書籍ストアに対応している電子書籍もあるよ。
「Kindle」や「kobo」などの人気の電子書籍リーダーは自社の書籍ストアのみの対応なんじゃな。
⑨防水性
電子書籍リーダーには防水機能がついている機種があり、お風呂やプールサイドなどでも読書を楽しめます。
上の表で紹介している「Kindle Paperwhite」は防水等級がIPX8となっています。
防水等級を表すIPXは0~8までの段階があり、数字が高いほど防水性能が上がっていきます。
つまりIPX8は防水性能が一番高いことを表しています。
下記は、防水等級がIPX8の電子書籍リーダー「Kindle」の説明文になります。
Kindle Paperwhite(第10世代以降)、Kindle Oasis(第9世代以降)は、防水仕様です。一定の条件下で、うっかり水に落としても安心な設計となっています。IEC(国際電機標準会議)規格IEC60529に規定された防水等級IPX8に対応し、深さ2mの真水に60分、または深さ0.25mの海水に3分沈めても有害な影響がないことが実験で確認されています。
Kindle Paperwhite 防水性能|Amazon公式ホームページより
対してタブレットは防水機能がついている機種は少なく、防水機能がついていても等級も低いです。
お風呂で読書が出来るって素敵♪
のぼせないように注意が必要じゃな♨
⑩機能性
タブレットはアプリをインストールすることで、動画視聴、ゲーム、メールなど電子書籍を読む以外の用途でも使用が可能です。
対して、電子書籍リーダーは機種にもよりますが、電子書籍をダウンロードする以外のネットサービスは利用出来ません。
読書という目的のみに特化した電子書籍リーダーは、余計な機能がそぎ落とされており、集中して読書が楽しめます。
電子書籍リーダーは読書に集中できるから、読書の質が上がるね。
読書以外にも色々と楽しみたいのであればタブレットじゃな。
電子書籍リーダーはこんな人におすすめ
・外出先で本を読むことが多い方
・お風呂時間を楽しみたい方
・読書に専念したい方
外出先で本を読むことが多い
電子書籍リーダーはコンパクトで軽いため、持ち運びが便利です。
また、長時間使用していても手が疲れにくく、バッテリーも長持ちします。
なので、外出先で本を読むことが多い方には、電子書籍リーダーがおすすめです。
お風呂時間を楽しみたい
防水機能が高い電子書籍リーダーは、入浴中の読書にも最適です。
お風呂にゆっくり浸かりながら読書が出来ちゃいます。
お風呂時間を楽しみたい方には、電子書籍リーダーがおすすめです。
読書に専念したい
電子書籍リーダーは、本を読む以外の機能がそぎ落とされています。
読書中に電話やメールなどの通知に邪魔されることはありません。
読書に専念したい方には、電子書籍リーダーがおすすめです。
まとめ
いかがしたでしょうか。
電子書籍リーダーとタブレットの違いについて、ご理解を深めていただけましたでしょうか。
私個人としては読書が好きなので、電子書籍リーダーを結構活用しています。
しかし、電子書籍リーダーとタブレット、それぞれに一長一短ありますので、用途に合わせて選んでいただければと思います。
皆さんも自分に合った端末を見つけて、電子書籍を上手に活用していただければと思います。
本は心の栄養です!
皆さまの読書LIFEがより充実したものになることを願っております。