おすすめの一冊!【新世界より】

皆さん、本を読んでいますか。

私は毎日読んでいます。

今回の記事は、そんな本好きの私が、読んで面白かったおすすめの一冊を紹介します。

この本は次のような方におすすめ

●面白い小説を探している方

●SF小説が好きな方

この本はホラー小説の大家である貴志祐介(キシユウスケ)によって書かれたSF小説です。

控えめに言って、めちゃめちゃ面白いです!

私が今まで読んだ小説の中でも圧倒的に面白く、何度も読み返した名作です。

少しボリュームはありますが、読んで損はありませんので、気になった方は是非読んでみてください。

目次

本の内容

「新世界より」は1,000年後の日本が舞台となったファンタジー小説で、上中下の3巻から成っています。

1,500ページにも及ぶ長編小説ですが、面白いのであっという間に読み終えてしまいます。

ただ、上巻は作中の世界観の話に終始するため、少し退屈で人によっては読むのを諦めてしまう方もいるかもしれません。

かくいう私も上巻を読むのは苦労し、読むのを止めようかなと思ったぐらいです。

しかし、中巻からは面白さが加速していくので、上巻を頑張って乗り越えて欲しいです。

上巻を読むのに苦労する理由の一つとして、世界観の分かりづらさがあります。

そこで、今回はこれから「新世界より」を読む方のために、本作品の世界観についてお話します。

この世界観を事前知識として持っておくと、かなり読みやすくなると思います。

1. 主人公は12歳の女の子

2. 舞台は1,000年後の日本

3. この世界の人間は呪力(超能力)が使える

4. 人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役している

もう少し詳しく説明していきますね。

余り詳しく書きすぎるとネタバレになってしまうので、簡潔な内容に努めます。

主人公は12歳の女の子

本作の主人公は渡辺早紀(ワタナベサキ)という12歳の女の子になります。

物語は早紀の手記という形で進行していきます。

初登場時の早紀の年齢は12歳ですが、中巻は14歳、下巻は26歳といった形の3部構成となっています。

また、早紀の同級生として4人の主要人物が登場します。

・朝比奈覚(アサヒナサトル)
・青沼瞬(アオヌマシュン)
・秋月真理亜(アキヅキマリア)
・伊東守(イトウマモル)

彼らは和貴園(ワキエン)と呼ばれる、現代でいう小学校からの同級生で、早紀の幼馴染となります。

早紀の同級生は他にも出てきますが、上の4人を覚えておけば大丈夫です。

舞台は1,000年後の日本

作品の舞台は1,000年後の日本になります。

日本全体の人口は5~6万人程で、早紀が住んでいる神栖66町(カミスロクジュウロクチョウ)を含め9つの町しかありません。

町の中と外は、外から悪いものが侵入するのを防ぐ「八丁標(はっちょうじめ)」というしめ縄によって隔てられており、町の外側は廃墟と化しています。

基本的に町の外側は人が住むことが出来ない状態となっており、八丁標の外に出ていくことは禁止されています。

また、科学技術は現代と比べてかなり衰退しており、携帯や車といった機械の類は一切ありません。

文明のレベルとしては江戸時代ぐらいのイメージです。

この世界の人間は呪力が使える

この世界の人間は12歳になると呪力(ジュリョク)が使えるようになります。

呪力とは簡単に言ってしまうと念動力のことで、意思の力だけで物体を動かす超能力の一種です。

呪力は脳内でイメージしたことを具現化し、様々なことに応用することができます。

理論上、呪力で使えるエネルギーに際限は無く、強力な呪力行使は核兵器の威力すらも上回るとされています。

呪力は本作品の肝でもあるので、呪力については少し詳しく説明します。

・呪力とは念動力
使えるエネルギーには事実上際限がない。ただし呪力行使には集中力が必要とされるため、呪力を行使する人間には体力・精神力に限りがある。

・呪力を使うには目が大事
呪力を行使するためには目標を視認する必要があります。そのため、この世界の人々は目を凄く大切にしており、視力に少しでも不安あると測不可能な危険を伴うため、呪力の行使が禁じられています。

・呪力は人に対しては使えない
呪力を使えば簡単に人を傷つけてしまうことが可能なため、呪力は人に向けて使うことが出来きません。呪力を人に向けて使用しようとした場合には遺伝子に組み込まれている「愧死機構(キシキコウ」が働き、使用した本人が死んでしまうようになっています。

呪力は非常に有用な能力である反面、使い方を間違うと人類が滅亡してしまいかねない非常に危険な力でもあります。

そのため、呪力をどう安全に使用するかが大きな課題となっています。

人々はバケネズミと呼ばれる生物を使役している

ハダカデバネズミ(実在する生物です)から進化したとされる生物で、外見は毛の無いネズミです。

バケネズミの特徴としては以下の通りです。

・知能は低くなく、上位個体になると人語を理解し話をすることが出来る個体も存在する。
・呪力を使うことができないので、呪力を使う人間を神として恐れ崇めている。
・社会性があり、女王を中心としたコロニーを形成している。
・人間に忠誠を誓うコロニーは、人間側に貢物と役務を提供する代わりに生存を保障されている。

早紀が住んでいる神栖66町でも複数のバケネズミコロニーが存在し、呪力を使うほどでもない単純作業や、集落外での様々な資材の収集などの労役に駆り出されています。

Kindle Unlimitedのおすすめ

「新世界より」はAmazonや楽天で購入可能です。

また、Kindle Uulimitedであれば月額980円で約200万冊の本が読み放題となっています。

2023年6月現在、「新世界より」もKindle Unlimitedで読むことができます。

30日間の無料体験も実施しているので、興味のある方は下のボタンからKindle Unlimitedを登録するのをおすすめします。

まとめ

「新世界より」は世界観の設定が非常に深く作り込まれています。

そのため、最初はその世界観を把握するのが大変です。

しかし、世界観の把握ができてしまえば、そこからは読むのを止めれなくなるほどハマります。

凄く面白い本なので、皆さんにも是非読んでいただきたいです。

本は心の栄養です!

皆さんが「新世界より」を読んで、ワクワクやドキドキを味わっていただければ幸いです。

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