電子書籍は共有できる!?方法と注意点を解説

電子書籍って他の人と共有できるの?

このような疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。

電子書籍は共有できます!

ただ、共有する際に注意しなければならない点もあります。

今回の記事では電子書籍の共有方法とその注意点、そして共有するのにおすすめの書籍ストアを紹介していきます。

この記事は次のような方におすすめ

●電子書籍の共有方法を知りたい

●電子書籍を共有する際の注意点を知りたい

●電子書籍を共有するのにおすすめの書籍サイトを知りたい

共有する際の注意点ついては、その対策まで解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

電子書籍を共有する方法

電子書籍を共有には2つの方法があります。

・端末自体を共有する
・マルチデバイスを利用する

一つずつ解説していきます。

端末自体を共有する

電子書籍を読むための端末にはスマホやタブレットなどがあります。

端末自体の共有とは、このスマホやタブレットごと貸し借りをする方法です。

考え方としては紙の本と全く同じです。

薩摩隼人

でも自分のスマホを貸すのは抵抗があるなぁ。

おじぃ

スマホについては家族間でも貸し借りに抵抗がある人は多いじゃろ。

スマホの場合は個人情報の関係もあり、例え家族間でも貸し借りは難しいでしょう。

対してタブレットや電子書籍リーダーの場合であれば、端末の貸し借りも比較的ハードルが低いです。

実際に家族間で共有のタブレットや電子書籍リーダーを持っている家庭も多いのではないでしょうか。

薩摩隼人

電子書籍リーダーだと本を読む以外の機能はそぎ落とされているから、スマホとかよりは貸し借りしやすいね。

おじぃ

ワシも電子書籍リーダーを孫と共有して使っておるぞ。

電子書籍を読める端末について詳しく知りたい方は下の記事を参考にしてみてください。

マルチデバイスを利用する

電子書籍を共有するもう一つの方法として、マルチデバイスというのがあります。

マルチデバイスについてはweblio辞書ホームページにて下記のような説明がされています。

マルチデバイスとは、サービスやコンテンツを複数の端末(デバイス)間で共通して利用できること、あるいは、特に複数の端末間で情報を同期し、場合に応じて利用する端末を選びながら利用・視聴ができることをなどを指す語である。

IT用語辞典バイナリ「マルチデバイス」|weblio辞書ホームページより

要約すると、複数の端末を使って同じサービスを利用することを「マルチデバイス」といいます。

このマルチデバイスの為に必要なのがアカウントの共有です。

アカウントとはインターネット上のサービスを利用する際に必要な権利や認証情報のことです。

おじぃ

マルチデバイス・・・アカウント・・・何やらむずかしいのぉ。

薩摩隼人

イメージとしては下図のような感じだよ。

薩摩隼人

アカウントを共有することで、複数の端末から本を読むことができるよ。

おじぃ

図書館で本を借りるのに似ておるな!
何となく分かったぞ!

共有する際の注意点

電子書籍を共有する方法を2つ紹介しましたが、共有には注意点もあります。

特にマルチデバイスを利用する場合には、以下の4点に注意が必要です。

注意点

①アカウントは第三者との共有ができない

②どんな本を購入・閲覧したのかがバレる

③勝手に本を購入される

④マルチデバイスの数に制限がある

一つずつ解説していきます。

①アカウントは第三者との共有ができない

電子書籍ストアはそれぞれに利用規約を設けていますが、ほとんどの利用規約にてアカウントの第三者との共有が禁止されています。

以下は、漫画を多数取り扱っている電子書籍ストア「コミックシーモア」の利用規約を一部抜粋したものです。

第4条 IDおよびパスワードの管理                                 1. お客様は、会員登録等の際にお客様ご自身で設定したメールアドレスのユーザーID(以下、「ユーザーID」といいます)およびパスワードを厳重に管理・保管する責任を負うものとします。                                            2. お客様は、ユーザーIDおよびパスワードを第三者に譲渡、売買、承継、貸与、開示または漏洩してはならないものとします。                                              3. お客様は、ユーザーIDまたはパスワードが第三者によって不正に使用されていることが判明した場合またはそのおそれがある場合には、直ちに当社に連絡するものとし、当社の指示がある場合はそれに従うものとします。                                           4. お客様は、ユーザーIDまたはパスワードの管理不十分、使用上の過誤・不手際、第三者の無断使用等に起因する損害につき自ら責任を負うものとし、当社は一切の責任を負いません。                            5.当社はお客様ご自身のIDおよびパスワードを使用した本サービスにおける有料メニューの登録等は、すべてお客様ご自身からの申込みとみなします。利用料に関する支払義務は、いかなる場合であっても免れることはできません。

色々と細かく記載がありますが、要点は以下の2点です。

要点

・アカウント(上記規約ではIDまたはパスワード)は第三者と共有してはダメ!

・第三者がアカウントを使用して被害を被っても自己責任!

厳密に言えば、本人と電子書籍ストア以外は第三者にあたるので、利用規約をそのまま解釈するのであれば、家族であってもアカウントの共有は不可です。

しかし、実際は家族間でのアカウントの共有は黙認されており、営利目的などでなければ問題ありません。

おじぃ

友達とのアカウント共有はダメなのか?

薩摩隼人

家族以外とのアカウントの共有はトラブルの原因にもなるから、避けた方がいいね。

アカウントの共有は自己責任の元、家族間までとする

②どんな本を購入・閲覧したのかがバレる

電子書籍を共有すると、自分が購入したり閲覧したりした本が共有者(家族)にバレます。

別に知られても構わないというのであれば問題はありません。

しかし、購入した本を知られたくない!閲覧して欲しくない本がある!といった場合には注意が必要です。

薩摩隼人

特に共有者の中に子供がいる場合は注意が必要かもね。

おじぃ

過激な描写がある本は、なるべく子供に見せたくないのぉ。

対策としては、「自分用アカウント」「共有用アカウント」を分けてしまえば解決できます。

ただその場合、管理の手間が増えます。それぞれのアカウントで同じ本を購入してしまったりとかもあるので気をつけましょう。

また、電子書籍ストアによっては閲覧させたくない本を非表示にできるなどの機能があります。

そのような共有しやすい電子書籍ストアを選ぶのも対策の一つです。

・共有者のアカウントと別のアカウントで本を購入する

・閲覧が制限できる電子書籍ストアを選ぶ

③勝手に本を購入される

アカウントを共有すると、共有者に本を勝手に購入される可能性があります。

購入時の決済もクリック1つで出来てしまうので、子供でも簡単に購入ができてしまいます。

おじぃ

知らないうちに大量の本を購入されていて、とんでもない請求がきたら・・・

薩摩隼人

購入に関しては、家族間でルールを決めたりしておくといいかもね。

電子書籍ストアによっては、購入に制限をかけて管理が出来る場合もあります。

そのような電子書籍ストアを選ぶのも手段の一つです。

・書籍の購入について家族間でルールを決める

・購入が制限できる電子書籍ストアを選ぶ

④マルチデバイスの数に制限がある

マルチデバイスの数には制限があります。

これは電子書籍ストア側が台数制限を設けているためです。

例えば、大手電子書籍ストアのKindleではマルチデバイスの数は6台までとなっています。

マルチデバイスに対応している電子書籍ストアは他にもあり、楽天koboだと台数は無制限となっています。

薩摩隼人

マルチデバイスに対応している電子書籍ストアの多くが最低5台~となっているよ。

おじぃ

5台も対応可能なら十分じゃな。

・マルチデバイスの対応台数が多い電子書籍ストアを選ぶ

電子書籍を共有するのにおすすめのストア

共有するのにおすすめの書籍ストアを4つ紹介します。

←表は横にスクロールできます→

ストア名マルチデバイス
対応台数
品揃え共有しやすい特徴
Kindle6台数百万冊・機能制限
BookLive!5台100万冊以上・鍵付きの本棚
楽天Kobo無制限400万冊・楽天SPU
BOOK☆WALKER7台117万冊以上・ギフト購入

Kindle 

Kindleには「機能制限」という設定があり、以下のような設定ができます。

機能制限

・閲覧できる本を制限できる

・Kindleストアからの購入を制限できる

「機能制限」を使えば、管理者にて閲覧できる本を選定できますし、管理者以外が勝手に書籍を購入することもできません。

ただし、この「機能制限」はKindle専用の電子書籍リーダーしか設定できません。

スマホやタブレットには「機能制限」は設定できないので注意が必要です。

使用の一例としては、Kindle専用の電子書籍リーダーに機能制限を設定し、家族間での共有端末とするような形です。

ちなみにKindle専用の電子書籍リーダーとは下のような商品になります。

Kindleから配信されている書籍のみを読むことが出来る、読書に特化した端末です。

電子書籍リーダーについて詳しく知りたい方は下の記事を読んでみてください。

Kindleは品揃えも数百万冊と多く、「機能制限」が使えれば、電子書籍の共有が非常にやりやすいのでおすすめです。

BookLive! 

BookLive!には「鍵付き本棚」という機能があり、書籍の閲覧を制限したい方におすすめです。

「鍵付き本棚」に入れてある書籍は、本棚ごと非表示になる為、管理者以外は閲覧することができません。

基本的には前述してあるKindleの「機能制限」と同様の機能になりますが、Kindleとの違いはスマホやタブレットからでも「鍵付き本棚」を設定できるという点です。

ただし、購入の制限はできないのでご注意ください。

楽天Kobo 

楽天Koboはマルチデバイスの対応台数が無制限なので、大家族の方におすすめです。

品数も400万冊以上と多く、あらゆるジャンルの本が揃っているので家族間でも共有しやすい電子書籍ストアとなっています。

また、楽天Koboで書籍を購入すると楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)がつきますので、楽天市場でお買い物をする際にもお得です。

BOOK☆WALKER

BOOK☆WALKERには「ギフト購入」という機能があり、自分の好きな本や、おすすめしたい本を友人や知人にプレゼントすることができます。

家族間での「共有」とは意味合いが異なりますが、この「ギフト購入」であれば家族以外の人ともある意味「共有」ができます。

プレゼントするための書籍代はかかってしまいますが、友人や知人と本を共有したい方にはおすすめです。

まとめ

電子書籍は紙の本と比べて共有が難しいと思っていた方も多いとは思いますが、結構簡単に共有できることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

書籍を共有することで、共有者間でのコミュニケーションも増えますし、新しい良本にも出会えるかもしれません。

是非、本の共有をしてみてください。

本は心の栄養です!

皆さまの読書LIFEがより充実したものになることを願っております。

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